FXの指値注文の取り消しは駄目か

FX取り引きにおいては、「出来るだけ大きく儲けたい」との願いがある半面、「損失は可能な限り小さくしたい」という願いもあります。この二つの願いは、FXトレーダーの全員が抱いているに違いありません。とにかく資産を増やしたいがために投資を行うのですから、それは当然のことと言えます。しかし、その「殖やしたい」という欲望が曲者である場合も多いのです。

たとえば米ドルを100円で購入した時、99円でロスカット注文をして、102円で利益確定売りの注文を出したとします。そんな時、もしも狙い通りにドルが上昇して102円に近付いたとします。そんな時、心の中に、「この勢いはまだ続きそうだ。もう少しドルは高くなるに違いない」という声が聞こえてこないでしょうか。

FX取り引きにおいては、そのような心の声が聞こえることは少なくありません。果たしてその声に従うべきでしょうか、それとも従ってはいけないのでしょうか。結論を言うなら、指値注文は基本的には取り消さないほうが無難です。しかし、何かの事件があって状況が大きく変化したような場合は、新たな材料が出てきたと判断して、指値を変更することもアリだということは忘れてはなりません。

実際に外国為替市場においては、時として経済指標でサプライズが出たりすることもあるのです。そんな時には臨機応変に対応して、新たな気持ちで新たな投資を始めるような感覚で構わないのです。とにかくFXの指値注文の取り消しは、絶対に駄目だというわけではありません。

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