FX(外国為替証拠金取引)とは、異なる国の通貨を交換する取引です。刻一刻と変化する為替レートの差額で利益や損失が生じます。FXの特徴の一つにレバレッジがあります。レバレッジはテコの原理のことで、小さな金額でより大きな金額を動かせることを意味してます。
また、FXには通貨間の金利差を調整するスワップポイントというものがあります。取引する通貨ペアによって、もらえる場合と支払う場合があるので注意が必要です。通貨の交換を行なう所は外国為替市場です。市場といっても、取引所があって、そこに市場参加者が集まって売買をしているわけではなく、コンピュータを通じて市場参加者同士が繋がり、通貨の売買を行なっています。
市場参加者とは、銀行・証券会社などの金融機関や為替ブローカーなどで、この市場参加者が取引している外国為替市場のことはインターバンク市場と呼ばれています。個人投資家などが通貨の交換を行なうのは対顧客市場といいます。インターバンク市場が通貨の卸売市場だとすると、対顧客市場は小売市場のようなものです。外国為替市場は土日はお休みですが、ほぼ24時間稼働しています。
日本時間の午前5時にニュージーランドのウェリントン市場で取引が始まり、午前9時からは東京市場、その後、香港、シンガポールなどのアジア市場、午後3時から欧州市場、午後9時からはニューヨーク市場、そして翌日のウェリントン市場へもどります。通常取引は、ロンドン市場とニューヨーク市場の重なる午後9時から午前2時が活発です。