赤字を出しても資金繰りで問題なければ存続できる

企業を評価する際には利益が出ているか否かという点が注目されることが多いです。実際に企業が半永久的に成長していくためには利益を出して、その利益を投資にまわしていくことが必要になります。それにより前年よりも利益を出して成長していくことが、多くの人には理解されることが多いですし、企業の総決算としての株主総会でも、利益の状況であったりそれに基づく配当金額であったりが精査されることになります。しかし実際に企業が半永久的に成長して存続していくためには必要なものは利益ではなくお金です。

その状況を把握するための資金繰りであったり、キャッシュフローが注目されるべきです。お金があるからこそ買掛金などが支払うことができます。それにより取引先の信用を保つことができたり、支払うことができるという事実で銀行からの信頼も保つことができます。そのためにお金の収支を資金繰りで調整することが必要になります。

多くの企業では資金繰りをおこなっており、将来の入金や将来の支払いを予め計画して、前もって借入が必要な状況であれば銀行を折衝をおこない資金の手当てをおこなって、余裕資金が生まれるのであれば、過去に借り入れた資金を前倒しで返済したりします。例え損益計算上、赤字になったとしても資金繰りでは借入が必要になる状況でなければ企業は存続することが可能です。お金の動きを表すものにキャッシュフロー計算書というものもありますが、売掛金が入金になるタイミングであったり、買掛金を支払うサイトによっても借入金が必要になることもあります。そういう意味で無理なく資金繰りをおこなうことが企業が存続するためには重要になります。

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